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第204話 春がやってきました

小児科医のつぶやき|第204話 春がやってきました

 もう暦の上では春なのに予想外の雪が降ったりして寒かった3月も終わって、やっと本格的な春がやって来たようです。個人的には暖かくなるのは嬉しいのですが、花粉症を持っている方は今年のシーズンは非常に辛いとのことで、ちょっと大変なようです。当院の外来にもいつも以上に多くの方がくしゃみ、鼻水、目の痒みといった症状で受診されますので、確かに今シーズンは例年よりは酷いのかなというのは実感しています。今月末までは症状が続きそうですので、あと少し頑張ってくださいね。    


 4月は新しい生活が始まったり、新しい職場に移動したりということも例年と変わらない風景です。受験生だった方は、希望の学校に入学できた人もいるでしょうし、残念ながらいい結果を出せなかった人もいらっしゃると思います。ただ、いつもこの時期に思うのですが、長い人生においては合否の結果が本当に良かったのか悪かったのかは、ずっと先にしかわからないということです。以前にも書きましたが、自分は最初から医者を目指していたわけではありませんでした。当時はエンジニアになることを夢みていましたので、医者になるとは思ってもいませんでした。今考えると、エンジニアって果たして何をするのかなと思ってしまいますが、自分は九州のような場所に埋もれていてはいけないのだと思って、東京での生活を夢みていました。今考えたら、とんでもない自信過剰の馬鹿野郎ではありましたね。もちろん現実はそう甘くはなく、結果的に2浪をしてそこから医者を目指そうと決心して、今があります。もし工学部に合格していたらまた違った人生を送っていたでしょうし、おそらくこんな記事を毎月書くこともなかったでしょう。不合格というのは当時は辛かったのですが、今思えば結果的には良かったのかもしれませんので、人生とは改めて不思議なものだと思っています。


 そしていつもであれば4月には小児科の外来にもいろいろな変化があるのですが、幸い今のところ大きな変化はありません。ただ今年に入ってからワクチン不足で麻疹風疹ワクチンの接種が出来なかったお子さんもいらっしゃるようで、しばらく無料接種可能期間が伸びるようです。対象のお子さんは早めの接種をお願いします。また新しいワクチンの登場は予定されていませんので、しばらくは外来風景もさほどかわり映えのないものとなりそうです。ただ当院には4月から新しいスタッフが加わってくれる予定になっています。若いですが小児科での勤務経験もある優秀なスタッフですので、新風を吹き込んでくれるのではないかと期待しています。どうぞよろしくお願いいたします。  


 自身は昨年還暦を迎えたのに、あっという間に来月にはまた1つ歳を取ることになります。開業して20年が経過して、今後どうしようかと思うことが増えてきました。医者には定年というのがありませんので、いつまで働くかというのは自分で決めなければなりません。小児科開業医としても折り返し地点を過ぎたのは間違いなく、ゆっくりとソフトランディングして終わりを迎えたいというのが希望ではありますが、そうは言ってもまだ身体は元気ですので、あと少しだけやれるところまではやってやろうというのが今の心境です。あと何回開業医として桜の開花を見ることが出来るかはわかりませんが、もう少しだけ頑張ってみようかなと思ったりもしています。ただ桜の花のように散り際も綺麗でありたいと思うのですが、なかなかそう上手くはいかないこともあるはずです。これから、時にはもがき苦しみながらも笑顔だけは忘れないように日々を過ごしていきたいと思いますので、どうかあと少しだけお付き合いください。



【令和7年4月】
よしもと小児科 吉本寿美

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