第5話 がんばれ、ロアッソ!!
急に朝夕寒くなってきましたね。熊本の春秋はほんと短いです。「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、最近の気候は以前とはちょっと違ってきたようです。この熊本の気候の中で、サッカーJ2の地元熊本のロアッソは頑張っています。順位は残念ながら下から2番目ですが、ここ最近は試合内容も良くなってきました。まだまだの部分も多いですが、開幕の頃に比べたら内容も良くなってきたように思います。
もともと、ボクはサッカーとは全く無縁でした。やったことは皆無で高校総体の予選に、「人数が足りないから出てくれ。何もせんでいいので」と言われて出たくらいです。テレビで見るのもサッカーより野球でした。大学時代は野球の練習に明け暮れ、授業に行っているのかどうかわからないくらいでした。お陰で、九州大会や西日本大会で優勝を経験させてもらいました。今では息子とキャッチボールする程度ですが、大阪に住んでいる時はちょくちょく甲子園球場に行ってジャイアンツの応援を肩身の狭い思いをしなからやってました。ここ数年はソフトバンクのファンなのですが、今年はちょっと勢いがないのが心配です。
では、なぜサッカーを応援するようになったのでしょうか。振り返ればJFL時代のロッソの応援に誘われたのが始まりではなかったでしょうか。当時はJ2に上がれなくて、なかなか苦戦が続いてました。最初は「どうせ、大したことないよな」と思って行ったのですが、実際に見てびっくりでした。みんな、上手い選手ばかりなのです。経歴をみるとJ1経験者もいれば、実業団からの叩き上げの選手もいるのですがテレビで見るのと実際に見るのは大違いでした。当時は来場者もそう多くはなかったのですが、一生懸命に頑張っている選手の姿勢に惹かれました。その後は、ホームの試合は出来る限り応援に行ってます。たまにかかりつけのお子さんも会場で見る事があり、診察の時にサッカーの話で盛り上がる事もあります。
勝ってくれるに超した事はないのですが、勝負事なので負ける事もあります。負けると残念でならないのですが、それでも頑張っている選手に報いるには応援に行く事です。1回でもいいのでKKウイングに行ってみませんか。きれいな芝生の上でいいプレーを見る価値は十分ありますよ。ストレス発散にもなります。サッカーの理念が子供達の将来のためにというのも、どこか小児科に通じるものがあります。
今回は病気の事とは全く関係ない事を書きましたが、こうやって仕事の息抜きをしています。家でテレビゲームをするよりはずっといいと思います。皆さんも、ちょっと足を運んでみませんか?頑張れ、ロアッソ!
【2008年9月】
よしもと小児科 吉本寿美